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深く感謝の気持ちをこめて・・

大変ご無沙汰をしました。

長かった旅もひと段落ついて、今後のこともご報告しなければなりません。

お店の休業のお知らせをして、私は3月15日にウイーンに向けて出発の予定でした。
ですが、あの、東北大震災が11日に発生。

放射能汚染が問題となり、利用する飛行機のパイロットやCAが日本上空を飛ぶのを嫌がったのが理由で、急きょ私は15日の出発を1週間遅らすことになりました。

何とも大変な出発でしたが、その後の日本の大混乱をよそ目に呑気に出発してしまいました。

現地での生活ぶりはすでに、そのつどHPで紹介しておりますので、おわかりだと思います。

最後の報告はパリで終わりました。
パリは私にとって、40年ぶり。
2年のフランス滞在を経験していますが、その当時と今をどうしても比較してしまいました。
今後のドイツ料理を模索するには、食の都のフランスも今一度見ておきたかったのです。

今後は、以前と同じように札幌でお店を開店することも考えておりましたが、還暦過ぎの体力不安がどうしても拭えず、暫らく様子見で構えることにいたしました。

まだまだ、ドイツ料理を知ってもらいたいし、ドイツファンの方との交流がしたいのですが、残念です。

そういうわけで、改めて、ノイ ガーデンコートを愛して下さったお客様、関係者の皆様に感謝いたします。
本当に長い間、ご愛顧をありがとうございました。




雑記帳 : 13:43 : comments (x) : trackback (x)
パリのフランス料理

ホテルや、一流のレストランでお金を気にせず頂くフランス料理は贅沢なものです。
希少な材料やら、微妙な味の具合を最高までに引き出す技術は、素晴らしいと思います。

でも正直言って、奇抜で時代を先取りするかのようなファッションショーのようなもので、そんな服着て町を歩けるかと自問するように、そして
首を傾げて、眉間にしわを寄せて哲学書を読むかのような難解な絵画のように、分かったようで分かっていない情けない気持ち。
そういう、自分のような凡人が特殊な味と希少な食べ物を提供されても、感心するけど感動はしないと思う。

パリは相変わらず雑多です。
40年前と同じで、汚さも無愛想も変わっていません。
オーストリア、ドイツと比較的几帳面で、固い国から、パリに着いた時、『あぁ~~、やっぱり』と声を出してしまいました。

安心したのは40年前と同じ風景のここに来てビールを口にした時です。
ここの赤は同じでした。



今はありませんが昔、この近くにおいしいオムレツ屋がありました。
赤ワインと目の前で焼くオムレツがすごく美味しかった。

でも今は巨大な惣菜店になっていました。


当時も学生街にはセルフサービスのお店はあったけど、こんな下町にはなかった。


手軽に安くおいしいものを食べたいのは世界共通です。


フランス料理らしいおしゃれさを強調して、お客を引き付けていますが、内容はさして目新しいものではありません。
私は好きなクスクスと鳥のローストをいただきました。
写真がボケてしまってすいません。


日本料理屋で焼き鳥でも注文して、この辺の情報を仕入れようと、飛び込んだお店は確かに日本料理の店なのに、ノー スピーク ジャパニーズと言われた時は暫らく声が出なかった。
日本人のような顔して、日本人じゃなかったのね。


雑記帳 : 14:30 : comments (x) : trackback (x)
フランス パリ訪問です。

個人的には随分久しぶりのパリにやってきました。
当時通った語学学校や、お金に困ってこっそり働いたレストランやビストロ。
古い記憶を頼って訪ねましたが、無情にも全て無くなっていました。

記憶とは随分いい加減なものだと思い知ることになりました。
観光地パリの姿は昔のままですが、空気は全く違いました。

観光地パリの写真を2~3枚どうぞ。
珍しくもありませんが・・・









フランスは美食の国と言われています。
そうなのかも知れませんが、当時私は毎日豪華なホテル料理を食べていたわけではありませんから、自分ではあまり実感がありません。
アルバイト先で、先輩が作る料理を見よう見まねで作るのが精いっぱいだったわけです。

そういうお金の高い料理よりも、簡単で庶民に愛されていた、学生街のカフェで食べるクロックムッシュとか、ジャンボンサンドとか、オムレツとかそんなものに、懐かしさを感じます。

ですが、今回のフランス訪問で同じ味を求めることができませんでした。

時代が変わったのですね。
下の写真はトルコ系のお店で安くてボリュームがあって、人気のお店のお皿です。
ケバブはもう、完全に市民権を得たようです。



それと、学生食堂のお昼の定食。


驚いたのはアラブ系の住民が昔より大変多かったことです。
写真はノミの市の通りに繰り広げられた露天です。
ものすごいパワーです。



パリはもう、かつてのベルエポックの代名詞を脱して、次の時代に入ったようです。
懐かしさを求めて訪問した、私には辛いものでした。

雑記帳 : 03:48 : comments (x) : trackback (x)
チロル地方・・インスブルック

アルプスの麓チロル地方は『アルプスの少女ハイジ』でも有名ですね。
スイス、イタリア、ドイツに囲まれたオーストリアの都市インスブルックにすっかり長居してしまいました。

観光地としても、冬季オリンピックを2度も開催した都市としても、さらに登山家がアルプス山脈を目指すベース地としても人気の街です。



写真はドロボウが部屋に侵入しようとしているのではありません。
登山用品のお店の広告です。
観光地の写真はガイドブックでも見れば分かりますが、この地でなければ見られない写真と思い、アップしました。


名物料理と言えば、アルプスの少女ハイジのようにチーズフォンデュを食べることも考えましたが、量が多いのと時期でもありませんので、シンプルで親しまれている料理をいただくことにしました。

今はオフシーズンということもあって、少し安めのハルプペンションに滞在しました。
宿で夕食が食べられるし、安いのがいいですね。
それに、飾りっけのない家庭の料理です。

写真はバックエアープセン ズッペ。
もたもたしていると、ふやけてお麩のようになります。早くいただきましょう。


おなじみのシュバイネブラーテン、ザウワークラウト、ゼンメルクネーデル。


金曜は宗教の関係で、魚料理です。
素揚げして、クリームソースをかけます。
魚はこちらでは淡水魚が多いですね。


日本人だからというわけではありません、今はお米の料理は珍しくありません。
トマトソースの下に隠れているのは鳥です。


土地柄でしょうか、手づくりのテラミスです。
日本のおしゃれなテラミスとは大違いで、これだけでも大満足です。


チロルの名物ではありませんが、それでもこの地方にはよく見られます。
カイザーシュマーレンです。あんずのソースをたっぷりかけます。


それから、忘れていけません。
地元のビール醸造所です。醸造所の名前はマリア・テレージアからという、『テレージエン』のヴァイスビールです。


さりげなく昔の醸造機を展示してました。


いかがでしたでしょうか。
食べ歩き、飲み歩きのドイツ、オーストリアの旅です。


来月からは、フランスに滞在します。

ハンガリーから、オーストリア、ドイツと沢山の料理を見て、食べて、土地の人に教わって、今まで以上にその土地の国民性を感じることが多かったように思います。
どこの街にもマクドナルドがあり、大手のチェーン店もあり、中国や韓国の人の日本レストランもあったり、トルコやギリシャのインビス(屋台)が人気など、それは、まるで洪水のような勢いを感じさせます。

世界は特色のない薄っぺらな食と、頑なに郷土の料理を守っていこうとする力が攻めぎあっているようです。


シェフにとってフランスは40年ぶりです。
若い頃のフランスとは、随分違ったろうと思います。

このホームページには、詳しく掲載しませんが、フランス料理の今を見て来たいと思っております。
なお、更新が若干遅れますが、改めてご報告させていただきたいと思っています。





雑記帳 : 04:52 : comments (x) : trackback (x)
ウイーンです。

ウイーンを拠点にして、東欧諸国とドイツ各地を訪問しましたが、これで満足ということはありません。
お金と時間の余裕さえあれば、まだまだ行ってみたい場所はありますが、区切りということも必要でしょう。
ウイーンには3ヶ月ほど滞在しました。

ウイーン滞在中には学生食堂のメンザにも通いました。安くてボリュームがあって、しかも若者の好みをちゃんと心得たメニューも揃えています。
驚いたのが、焼きそばが流行っていることでした。


焼きそばというよりも、スパゲティーの焼きそば風という感じです。

これは、あんかけ焼きそば風。


そしてさらに驚いたのは、インビスいう屋台風の軽食屋さんで、この焼きそばが大人気だったのです。


日本の焼きそばとは麺も味も違いますが、若者たちは器用に箸を使って街のベンチで食べている風景が見られます。

こんな所にも食のグローバル化現象が見られるんですね。

でも、歴史のあるレストランでは、今も古典的な郷土料理が出されています。
写真はツビーベルリンダーブラーテン。
ウイーン名物のひとつです。


絶妙なソースと牛肉の焼き具合が最高です。



余談ですが、ウイーンは音楽の都です。散歩がてらに写真を撮りましたので紹介いたします。

あちこちに立っている銅像をどうぞ!


シュベルトです


ブリュックナーです



ヨハンシュトラウスです。


モーツアルトがここでレクイエムを書いた家です。
映画にもなりました。



ベートーベンが住んでいた家です。

そして、機会あるごとに演奏会が開かれます。


この日は祝日でしたので、観光用ですがビア樽を運ぶ馬車もいました。



まだまだ、ここに掲載できなかった多くの料理がありますが、折をみて掲載したいと思っています。




雑記帳 : 20:17 : comments (x) : trackback (x)
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